昔から歯並びの悪さがコンプレックスで、特に前歯のガタガタが気になっていました。でも、仕事柄、人前に出る機会が多く、金属の矯正装置がギラギラと目立つのはどうしても抵抗があって、なかなか歯列矯正に踏み出せずにいました。そんな時、インターネットで「見えない矯正」という言葉を見つけ、調べていくうちに、歯の裏側に装置をつける「裏側矯正」と、透明なマウスピースを使う「マウスピース型矯正」があることを知りました。どちらも魅力的でしたが、私の場合は歯並びの不正が比較的大きかったことと、取り外し式のマウスピースだと自分で装着時間を管理できる自信がなかったため、より確実な効果が期待できそうな裏側矯正を選択することにしました。カウンセリングで先生に詳しく話を聞き、メリットだけでなく、発音のしづらさや費用の面などのデメリットも理解した上で治療を開始。装置を装着した初日は、舌に何かがずっと当たっている違和感と、喋りにくさに正直戸惑いました。「サ行」や「タ行」が特に言いにくく、仕事の電話応対では少し苦労しました。食事も、食べ物が装置に挟まりやすく、歯磨きにも時間がかかるようになりました。でも、「これは綺麗になるための試練だ!」と自分に言い聞かせ、先生に教わった舌のトレーニングをしたり、歯間ブラシやフロスを駆使したりして、少しずつ慣れていきました。何より嬉しかったのは、矯正していることを周りの人にほとんど気づかれなかったことです。「え、矯正してたの?」と驚かれることもあり、そのたびに「裏側矯正にして良かった」と心の中でガッツポーズをしていました。治療期間は約2年半と長く、決して楽な道のりではありませんでしたが、鏡を見るたびに歯並びが綺麗になっていくのを見るのは本当に嬉しく、モチベーションを保つことができました。今ではコンプレックスだった歯並びも解消され、自信を持って笑えるようになりました。見えない矯正を選んだことは、私にとって大正解だったと思っています。
私が選んだ見えない矯正体験談